若手技術者36人が夢のある提案提示
7月19日、京都市の(一社)近畿建設協会京滋支所で若手技術者を対象とした参加型技術講演会を開催しました。
35歳以下の若手技術者を対象に近畿整備局や建設コンサルタント、地質業、ゼネコンなどのほか、立命館大学、大阪大学の学生を含め36名が参加し、「関西圏各地域における国際観光都市への提案とその災害安全を考える」をテーマに技術力向上と交流を深めました。
奈良副理事長のあいさつのあと、大津宏康京都大学大学院教授が「外国人から見た関西圏における観光ニーズの現状・未来」をテーマに基調講演を行い、外国人観光客における訪問先の分析結果から、関西における観光資源、観光拠点のネットワーク化の必要性などを話しました。
彦根市、亀岡市、泉南市、豊岡市、五條市、新宮市を対象地域として、6つのグループに分かれて、観光資源の抽出、観光拠点のネットワーク化、防災都市の課題抽出などの討論を行い、「観光防災都市」として夢のある対策案をまとめ、グループとして発表をしました。
ITを利用した観光案内や豪華客船による観光ルート、浮島による観光防災拠点の創出など多彩で夢のある案が示されました。
優秀賞には豊岡市を舞台に観光防災都市づくりを提案したグループが選ばれました。また最も夢のある提案をしたグループに贈られる「あすの夢土木賞」には新宮市を舞台に選んだグループを土木夢づくり懇談会の審査委員会で選定しました。
優秀賞とあすの夢土木賞のグループの方々には、10月25日に大阪市中央区で開催する「建設技術展2017近畿」のあすの夢土木シンポジウムで表彰いたします。